文化財

能福寺で行われた、行事やイベントの様子を
ご報告いたします

平清盛公837回忌

清盛公837回忌

平成29年2月4日 平清盛公の837回忌を厳修致しました。
土曜日ということもありたくさんの方々が集まる中、暖かい日差しに包まれ穏やかなひとときが流れました。

平清盛公837回忌

平清盛公は1181年閏2月4日寂とされております。
これは太陰暦なので、今の暦になおすと3月20日ということになります。
閏2月4日とは暦を調整するために2月が過ぎた後、もう一度2月を重ねるということです。
能福寺では史書に従い、太陰暦のまま現在の暦に置き換えて2月4日に毎年法要を重ねております。
ただし、故人の冥福を祈るのはお命日に限る必要はありません。
法要とは故人への報恩謝徳の思いをあらためて見つめ直す場です。
当日御参拝できなかった方も、またいつか御参拝下さい。

平清盛公837回忌

御参拝された中には日本詩歌句協会の方々がいらっしゃり、俳句を詠んでいただきました。

以下
「清盛忌」能福寺の俳句作品

豊長みのる「風樹」主宰作品
涅槃西風南無大佛は空(くふ)に坐し
中天に在す大佛麗らけし

平田繭子「風樹」副主宰作品
清盛忌立春の日の天降(あも)り来る

清盛忌経朗々と寒明くる    古藤みづ絵
東風吹くや赤旗しなふ清盛忌  藤原 み雪
春風や回忌の燭のうちそよぎ  美浜  優
焼香の列に春日や清盛忌    次田 育美
麗らかや大佛の掌に雀乗り   藤江 康生
鎮座して春を眩しむ廬舎那仏  平  如水
春寒う首落ち地蔵祀らるる   吉見 京子
清盛塚ささら湿りに花のころ  かつら 澪

平清盛公837回忌

皆さまのご多幸をお祈りいたします。

合 掌

 

 

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2017.02.05